2008年9月22日 |著者: 金子 修
弁護士費用について
「弁護士に相談したいけれど、いくらかかるか分からない」「経済的に苦しくて弁護士費用を払えそうにない」「裁判までしても結局弁護士費用を支払うと手元に残らないのではないか」と心配される方も少なくありません。 サイフがきついから弁護士の援助が受けられない、というのでは権利の保護は絵に描いたモチでしかあり... 続きを読む
2008年9月3日
中国人強制連行事件(新潟訴訟)上告棄却!
2008年7月4日、最高裁判所は私たちの上告を棄却する決定をしました。郵送されてきた決定書はほんの数ページ。 当事者目録を除けば実質的な理由部分はわずか2ページでした。内容も、「上告理由に該当しない」「上告を受理すべきものとは認められない」と結論を言うだけで、私たち弁護士がいう“三下り半”というもの... 続きを読む
2008年9月3日 |著者: 小川 和男
ヤミ金から借りたお金は返す必要がない!
Q 夫が、スポーツ新聞の広告を見て金融会社から借入をしたところ、ヤミ金であることが判明しました。2社から借りていて、1社は借りたお金をはるかに上回るお金を支払っていますが、もう1社はまだ全額返していません。このまま業者の言うとおりに支払っていかなければならないのでしょうか。 A 一切支払う必要はあ... 続きを読む
2008年9月3日 |著者: 新潟合同法律事務所 事務局
イラクでの自衛隊空輸活動は憲法違反
4月17日,名古屋高裁で自衛隊のイラク派遣差止訴訟の判決がありました。当時は新聞等でも大きく報道されたのでご記憶の方も多いと思います。 この裁判は,一般市民が国に対して,イラク特措法に基づく自衛隊の派遣の差止,派遣が憲法違反であること,慰謝料請求を求めた事件で,名古屋高裁では,原告のこれら... 続きを読む
2008年9月3日
国と企業は責任を果たせ
昨年4月28日の西松訴訟最高裁判決は強制連行の中国人被害者の被害実態に触れながら、債務者側の任意な自発的な対応に言及し、被害者らの精神的・肉体的な被害の甚大さと強制労働によって企業が得た違法利益を考慮すると、国を含めた関係者において被害者らの被害の救済に向けた努力を行うことを期待すると述べ、中国人被... 続きを読む
2008年9月3日 |著者: 近藤 明彦
立川反戦ビラ最高裁判決に思う
人は誰しも自分の思いや意見を人に聞いてもらいたいことがある。それが許されないことは大変な苦痛である。親に教師に上司に友人に自分の言い分を聞いてもらえなかったときの悔しさ、やるせなさは誰でも体験したことがあるだろう。 そして,人の願いや意見は,周囲の人間だけではなく、時に世の中や政治を動かす。C型肝... 続きを読む